いざ東京へ。
思いつきから旅に出た東京3泊4日の旅。
行きたいと思っていたところは1箇所しか決めていなかったので、それにしては長い滞在期間だ。
しかし、目的を達成させるためにはこれくらいの期間が必要ではないかと。
その目的とは、
東京に慣れること。
東京をもっと身近に感じられるようになること。
東京の土地勘を少しでも見に付けること。
日本に生まれ暮らしているのに、首都のことを殆ど知らないというのも
どうなのだろうと感じた。
また、殆ど知らない地とはいえ、日本なのだから言葉は通じるし
未知の世界に身を投じるには最高ではないかと。
目的としてはこんなところ。
あとは、行ける時に行っておかないと、“いつか行く”では機会を逃すと思った。
今までは“いつか”で済ませていたのだが、最近は“今は今しかない”と
強く思うようになった。
キッカケは特にないように思うが・・・
閑話休題
東京行きの目的はそういうこと。
では行きたいところ、目的地はというと、セルフビルドをしている
「蟻鱒鳶ル」(ありますとんびる)である。
ホツレハウスと違い、新築でRC(鉄筋コンクリート)造であるが、
自分の手で施工するということに親近感を覚え、見に行くことに決めた。
設計者兼施工者の岡氏には特にアポも取っていなかったし、
会うことはできなかったが、建物は見ることができた。
壁や窓の開口、庇の形状が独特だ。
周りは普通の住宅街だが、そこにぽつんと“現れた”感じ。
“建てている”というより、“出現した”という表現のほうがしっくり来る
そんな印象を受けた。
建て始めてからおそらく約10年程経っている。
まだ完成は遠いのだろうが、変化していくのが楽しみな建物であることに間違いない。
目的地についたのは初日なので、この後の予定は行き当たりばったりなことは
言うまでもない。