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ここさけポスター
心が叫びたがってるんだ

 映画「心が叫びたがってるんだ。」 監督:長井龍雪

 

「あの花」はTV版しか観ていないが、やっぱりちょっと気になったこの映画。

感動するなんて宣伝されるとあまり観たくなくなるのは天邪鬼な性格のせいだろうか。

 

行こうかいくまいか迷っていたが、意を決して観に行くことにした。

「キングスマン」という選択肢もあったのだが、時間が合うのがこっちだった。

普通に楽しめた。

ブログやレヴューサイトで作品の善し悪しを語っている方々より、評価はかなり甘々だということは承知している。


というか、説明不足な部分やここどうなってるんだろう的なところは、

私はおそらく観ている最中に、観終わった後にでも勝手に補完してしまうのだ。


だからとてつもない矛盾にはらんだもの意外であれば、大抵納得してしまっていると思う。

この作品については、わからない部分も特になかったし、矛盾もなかったと思う。


幼い頃のトラウマから、話せなくなった主人公。

伝えたい事があっても、言葉を口にしようとするとお腹が痛くなってしまう。


でも、心を閉ざしたわけでもなく、携帯メールでコミュニケーションをとることができていた。

他の主要キャラクターの3人は、そんな事情があるわけじゃない普通の高校生。

だが、意思疎通のズレやミゾがそれぞれにある。それは日常的に普通に存在するものだ。



主人公の順が一番叫びたかったことっていうのは、母に対してなのだろうが、最後のミュージカルで歌って伝えたっきり

母は登場しなかったように思う。


ミュージカル表現っているのはどうも苦手なのか、最初は鳥肌が立ってしまった。

普通のドラマに慣れてしまっているというのもある。


観終わってから数日建ってしまっているので記憶は定かではないが、順と母の仲がどう回復したのか。

歌を聞き、母が涙していたことで、順の気持ちが伝わったことはわかるが、その後は想像にお任せするという感じか。



きっと最後の主要キャラ4人の動向が想像してたものと違うところに行ったので、そこばかりが印象に残っているせいか、

他のところの記憶が少しかすみ気味だ。


言葉で伝えることの大切さや難しさ、それを高校生に気づかせてもらったような、心が洗われたような気分で劇場を出たことだけは

はっきりと覚えている。



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思考と実験の場

生まれた時からあって、何の疑問もなく暮らしてきた家。

家、生活、暮らし。ごく当たり前だったものを、住環境が変わったことで改めて考えるキッカケができました。

今までと同じ暮らし方をしていたら、そのまま過ごしていたと思います。

生活の中心となる家。暮らすとはどういうことなのか。生きること、その哲学とは。